拙著の随筆集『漣月集』に掲載した「歴史の継続」という小文の中で、大阪府警本部の機関誌「なにわ」と、兵庫県警本部の機関誌「旭影」のそれぞれの俳壇の選者を務めていることをお話した。どちらも哲也師の後継として平成28年から担当している。大阪府警の「なにわ」の方は、初代は本田一杉、昭和24年から牧野美津穂が、昭和56年からは五十嵐播水が、平成12年からは五十嵐哲也が、平成28年からは私が五代目として務めている。初代の本田一杉がいつから担当したかは調査を依頼中だが、代々ホトトギスの同人が務めて来たようだ。
これに対して兵庫県警の方は、『漣月集』を書いた時点では播水がいつから選者を担当したのか不明だったが、その後の調査で昭和40年1月号からということが分った。その後哲也、私と引き継いで選者を務めている。膨大な資料の中から調べて頂いた関係の方に感謝申し上げたい。
大阪府警の俳檀の投句者には現職の方が多く、捜査二課や留置管理課などの現場で詠んだ句も投じられ、迫力に満ちている。兵庫県警の方はOBの方が比較的多く、現職の方は職場に偏りがあり、同じ兼題の句が有ることから、句会をされているようにも思われる。
どちらも九年母会と長いお付き合いを頂いているが、主宰の仕事だけで止まっているのが残念だ。願わくは合同で句会が出来たらと、切に願っている。