2018年11月5日月曜日

一致率指数について

毎月一回、稲畑汀子先生の御自宅の応接間で開催される下萌句会に参加して、もう12年になります。哲也前主宰は、淡路島で倒れられるまで、別の日に開催される夏潮句会に参加しておられました。毎回、関西一円のホトトギスの著名な俳人が25名ほど参加されます。最初に参加した日は、何処に座って良いのか分からず、壁に貼り付いていたのを思い出します。「貴方はそこにお座りなさい」という先生の一言を頂きほっとしました。それ以来、汀子先生の温かく飾らないお人柄に支えて頂きながら、九年母代表として12年間、頑張って来ました。

この句会で、私はあることを12年間実行して来ています。それは、先生の選と私の選がどのくらい一致しているか、チエックすることです。簡単な事です。先生が選をされた句と私が予選した句とで一致している数を数え、予選した総数で割る、それだけのことです。
例えば、私が予選した30句が汀子先生の予選50句にすべて含まれておれば100。25句が含まれておれば25÷30で83と計算します。これを毎回記録しておき、1年間ではどうだったか、3年間で見たらどうかと、自分の選句力の状況を汀子先生の選を基準にして確認します。これを勝手に、一致率指数と呼んでいますが、現状では70〜80で推移しています。これが急低下するようなことがあれば、私は雑詠選者としては的確ではないことになります。今後はこの状況を第三者に客観的にチェックして頂く事を考えています。九年母会の句会では、私の選を基準にされても良いと思います。皆様も参考になさって下さい。