2021年6月5日土曜日

運転再開

 6月3日(木)の本部例会を皮切りに、4日の五葉句会、5日の灘区文化センター俳句入門講座(A)と活動を再開しています。本部例会は23名の参加が有りました。灘区文化センターの講座には、受講者19名全員が参加されました。関西地区での感染者の減少やワクチン接種の進展で、立ち込めていた濃霧が薄れ、前方が少し明るくなって来ましたので、徐行運転ですが「九年母号」は運転再開です。

しかし、しばらく句会を中断しましたので、俳句の感覚が狂っています。例えば、清記用紙を書く時、以前でしたら手が字配りを考えてくれましたので、バランスよく字の配置が出来ていたのですが、今日も、最初何文字かの間隔が空き過ぎて、最後の方で詰まってしまいました。大きな文字で書き出して、小さな字を詰めて終ることもありました。

しばらく自動車に乗らないでおくと、車体感覚が鈍ったり、左折の際に不必要に大回りをしたりしますが、それと同じ現象が起きています。清記をどちらに回すか、一瞬迷われた方もありました。しかし、しばらく徐行運転を続けているうちに運転の勘が戻って来ると思います。そのためには、徐行運転を毎日続けることです。スキーでも、シーズン初めはある程度滑り込まないとうまく滑れません。近い距離でも良いから毎日滑るという事は、俳句で言えば毎日詠むことです。意識的に毎日詠みましょう。務めて詠みましょう。放っておくと勘が戻らないままになるかも知れません。折角、何十年も俳句を続けて来て、新型コロナごときで筆を折るのはもったいないことです。

6月号がお手元に届いたと思います。私の12句からスタートして、課題句も雑詠欄も、全部目を通しましょう。最後に「選後に」をしっかり読んでみましょう。きっと昔の勘が戻って、活き活きと作句出来るようになります。騙されてと思ってやってみて下さい。