2021年10月1日金曜日

100周年記念事業

 九年母会の前身の「盟友会」は、大正4年(1915年)6月、和歌山市郊外の吉田村秋月にある耕月寺にて呱々の声をあげました。暫くはガリ版刷りの機関誌を発行していましたが、大正13年(1924年)10月に、俳誌「九年母」の創刊号を発行しました。雑詠の初代選者は木村桑雨、誌代は3ヶ月35銭でした。

大正14年、発行所の名称を九年母会と変更し、翌15年、山本梅史が選者となりました。さらに昭和5年、五十嵐播水が編集者兼発行人(主宰)となり、昭和9年に神戸に本拠を移転しました。主宰はその後、播水から哲也に引き継がれ、現在の伸一路に至っています。「盟友会」発足から既に106年が経過していますが、「九年母」の創刊からは、令和6年(2024年)に100周年を迎える事となります。全国の俳誌の中でも屈指の長寿です。

去る9月26日に開催された九年母運営委員会では、この100周年記念事業が議題になりました。具体的な計画については、次回12月の委員会までに各委員が案を練って来ることになりましたが、3年後にはコロナ禍も解消されている事でしょうから、会員各位には今から楽しみにお待ちください。また、記念事業についてご意見やご提案がありましたら、各委員にご連絡をお願いします。。