2021年8月1日日曜日

褒められて育つ

 東京オリンピックが華々しく開催されています。テレビを点けたらいろんなチャンネルが様々な競技の模様を放映しています。日本勢の活躍も目覚ましく、柔道を初めとしてメダルラッシュが続いています。中には5大会連続で出場している選手も。

何でそんなに出たいと思うのでしょう。今月号の九年母誌の「新同人の言葉」の欄で田辺市の作田さんが語っておられますが、褒められると嬉しいから俳句を続けられる、これだと思います。旧海軍大将山本五十六に有名な言葉があります。

 やってみせて 言って聞かせて させてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ

この「褒めてやらねば」の部分、逆に言えば、褒めてやれば人は動くのです。スポーツでも俳句でも同じです。オリンピックで金メダルを受賞することは、スポーツ選手にとって最高の褒められ方でしょう。だから5大会連続出場ができるのです。俳句の世界でも、九年母の齊木富子さんや田中順子さんが全国俳句大会の大賞を受賞され、称賛を浴びました。このように褒められると、もっともっと努力してこの名誉に恥じないように成長しようと思うのです。

褒めることは人を育てる要諦。褒めずに貶すばかりの師匠についた人は、お気の毒です。