2021年4月14日水曜日

4月の本部吟行(追悼句会)中止の件

 来る18日日曜日に予定していました、4月の本部吟行(須磨寺での追悼句会)は、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大に伴い、中止とします。5月以降の本部例会・本部吟行に付きましても、状況を見ながら開催の判断をして参りますので、ご注意下さい。

田辺市に本拠を置く地方紙「紀伊民報」では、約90年前から九年母の主宰が「紀伊俳壇」の選者を務めて来ましたが、この度、地元の中南米交流協会代表の真砂様のお世話で同紙上に「ブラジル俳壇」が開設され、私を選者として、ブラジルの日系俳人からの投句をインターネットを使って募集することになりました。既に4月3日号の紙上で22名の方が句を発表されました。日本の選者の選を直接受けることが出来ると、話題になっているそうです。

問題は兼題です。毎月一つづつ、紀伊俳壇と同じ兼題をお出ししますが、ブラジルと日本では季節がちょうど逆になります。正月がブラジルでは真夏になる訳です。初夢は、真夏の夜の夢になってしまいます。4月掲載分は「梅」として募集しましたが、ブラジルに果たして「梅」なる植物が有るのかどうか。逆にブラジルの季題「イペの花」は日本ではポピュラーではありません。どうしたものかと悩んでいます。因みに、イペは同国の国花であり、神戸市内では、「海外移住と文化の交流センター(旧神戸移住センター)」の前庭と、JR元町駅東口の交番の横にあります。ブラジル代表のサッカー選手が来ているジャージーの色だそうです。日本で言えば桜の花に相当するでしょうか。

毎月1回の掲載ですが、ブラジル各地からの応募があります。日伯の文化交流の為にも、意義のある俳壇に育てたいと思っています。