2018年12月28日金曜日

悼句の募集

平成30年12月22日夕刻、九年母関東支部の五月女政夫さんが、病気のため70歳を一期として逝去されました。26日には通夜が、27日には告別式が、ご自宅のある、さいたま市の斎場にて営まれ、永遠に旅立たれました。

故人は平成26年2月、橋本文男関東支部長の紹介で九年母会に入会され、3年後の29年1月に同人に昇格されました。九年母会員としてのキャリアは短かったのですが、めきめき上達され、葬儀の直後に刊行された平成31年1月号雑詠選では5句入選で次席巻頭を得られました。奥様の代筆で投句され、絶筆となった2月号の雑詠選でも5句入選で次席巻頭で、2ヶ月連続次席巻頭という偉業を達成して逝かれました。今わの極みまで俳句に対する情熱を傾け続けられた、壮絶なご最期だったと思います。

奈良や京都など関西を散策された際には、千鳥句会の仲間達と飲みに行った事もありました。主宰就任以来、毎年関東支部を訪問し、一緒に吟行し句会を楽しんでいますが、お元気だっ頃の恩賜浜離宮公園吟行では、クネンボの木の前で一緒に写真を撮ったことが懐かしく思い出されます。

九年母誌の表紙絵を担当してくれている義妹の夫と会社の同期であったこともあり、親しく感じていました。将来的には関東支部幹部として九年母会を支えて頂こうと思っていましたので、残念でなりません。遺されたご家族には心よりお悔やみ申し上げますと共に、故人のご冥福をお祈り申し上げます。

つきましては、「九年母」3月号に故人を偲ぶページを設けますので、1月20日までに、お悔やみの句を発行所までお送り下さい。葉書、Fax、メールやラインでも結構です。皆さんのお志をお待ちしています。