2020年7月8日水曜日

コロナ後の課題

7月2日の本部例会から、コロナ後の本部活動が復活しました。コロナ以前の本部例会では、70名収容できる神戸市の施設に毎回50名程度の会員の参加がありました。ところが、収容人数の半分しか入場を認めないという神戸市のガイドラインが発表されたため、苦肉の策として、午前・午後に分けて句会をしてはどうかと考えました。併せて、従来の半分の人数で午前・午後と2回会場を借りるため、受益者負担の原則により参加費を50%値上げするという案を考えました。

この二つの案を6月28日に開催された運営委員会で審議し、出席委員全員の承認を頂きました。本部吟行も同様に参加費を値上げすることになりました。新型コロナウイルスへの感染防止対策の一つとして推奨されていますのが三密を避けることです。50名の方が一堂に集まる場合、三密を避けるためには100名収容できる会場が必要になります。8月からは、従来通り第1木曜日の午後の開催となりますが、神戸市内でこの大きさの会場の数は限られており、取り合いの状態になっています。予約が取れたとしても、会場が大きくなれば会場費も高く、今までは3千円ほどで借りられたものが1万円を超えます。

また、3〜6月の間の本部例会・本部吟行・先師追悼句会等の行事の中止により、参加費収入が大きく減りました。コロナ後の経済や社会の動向も不明です。そこで、運営資金の強化を図るために、会員の皆さんから随時かつ任意の寄付を頂くための基金を開設したいと思っています。これも内容を固めて、9月の運営委員会で審議する予定です。

話は変わりますが、私自身が3月の下旬頃、新型コロナウイルスに感染したのでは、と思ったことがあります。37.2度の熱があり、喉が痛く、倦怠感がありました。翌日意を決して掛かり付けの先生に診ていただいたら花粉症との診断でした。ホッとしたものの、もし感染していたらと不安になりました。雑詠の選を誰に代わって貰えばよいか。編集長や同人会長、経理部長が感染されたら、誰に代行してもらったらよいか、ということです。

会社や事業所では、BCP(事業継続計画)というものをあらかじめ策定し、責任者に事故が有れば誰がその職務を代行するかを決めておくそうです。九年母会でもそのような準備をしておかないと、万が一の時に混乱すると思います。九年母版BCPの案を作り、これも
次回の運営員会で協議して頂こうと思っています。

インターネットを用いた句会の活用など、他にもコロナ後の課題があると思いますが、着実に実行していきたいと思います。