2019年1月6日日曜日

句会始の椿事

新年おめでとうございます。といってももう5日。三が日は嵐のように過ぎ、4日には本部例会、5日には六甲道俳句講座と進み、今日は私にとって「句会始め」とでも言うべき下萌句会でした。汀子先生のお宅に午後1時に到着し、応接間に通りました。既に先生は正面のいつもの席にお座りになっておられ、句作の最中でした。横まで進んで小さくお辞儀をして御慶と退院のお祝いとを申し上げ、自席に着きました。

先生は少しお痩せになっておられましたが、血色も良くお元気そうなご様子で、ほっと安堵しました。次々に席が埋まって行き、やがて恒例のお雑煮が運ばれて来ました。螺鈿を施した蒔絵のお椀。男性は黒塗り女性は朱塗りで、見事なものです。先生から「先月は心配を掛けたがもう大丈夫だから安心してほしい」とのお話があり、全員で先生の全快を祝ってお雑煮を頂きました。

昨日の芦屋ホトトギス会では、九年母の皆さんが大活躍をされた由、参加された方からお聞きし、喜びました。私も今日の句会で、互選では振るわなかったのですが、汀子選には5句全部入選、内2句は特選に採って頂き、句評を頂戴しました。会が果てていつものように虚子館に回り、投句箱に1句を投じました。掲示板に先月分の虚子館投句の汀子選が張ってあったので見てみると、特選10句の巻頭に私の次の句が有りました。

    耳当てて冬木の幹に聞く寝息   伸一路

安原葉先生や三村純也先生のお句も並んでいました。幸先の良い事と喜んだのは申すまでもありません。新年句会始めの椿事でした。皆様、今年もご健吟下さい。私も頑張ります