2019年6月1日土曜日

「かつらぎ」創刊90周年記念大会に参加して

6月1日土曜日、「かつらぎ」の創刊90周年を祝う会が奈良ホテルにて開催され、会員158名、来賓34名が参加されました。私も来賓の一人としてお招きいただき、出席して来ました。ある来賓の方から、6月は「かつらぎ」に始まって「九年母」に終わりますね、と声を掛けていただきました。九年母会の祝賀会の準備は着々と進められていますが、何か参考になることは無いかと思って参加してきました。

「かつらぎ」の創始者は阿波野青畝先生ですが、俳人協会系であり、九年母会のように伝統俳句協会系ではありませんので稲畑汀子先生は来られず、主賓は現代俳句協会特別顧問の宇多喜代子先生でした。講演は「思い遣ると言う作句」と題して、俳人協会副会長の茨木和生先生がなさいました。

余興として、ある会員のお孫さんが声楽家をしておられ、ソプラノの曲を幾つか歌われましたが、なかなかに盛り上がって楽しい趣向でした。司会も素人ながら手作り感が溢れていて座が白けることも無く、アットホームな良い祝賀会でした。森田純一郎主宰のお人柄がにじみ出ている様に感じられました。

「かつらぎ」は阿波野青畝先生が、昭和4年に奈良で創刊され、今年で90周年になります。「九年母」の創刊は大正13年ですから、「かつらぎ」に比べると5年先輩に当たり、今年で95周年になります。従って5年後には100周年の祝賀会が待っているのです。1150号の記念もほぼ同時期に来ますので、両方を兼ねた祝賀会にしたいと思っていますが、大掛りな準備になりそうです。

11月30日には「円虹」の300号記念祝賀会が、12月8日には「田鶴」600号の記念祝賀会が予定され、来賓としてご招待を頂いております。お互いに協力し合って、俳句文化の向上に努めていきたいと思っています。