2025年4月1日火曜日

諸家近詠・白樺集と自句自解

 会員の皆さんがご自分の作品を発表する俳壇は、雑詠欄や入門雑詠欄の他、諸家近詠欄や白樺集があります。諸家近詠欄は、推薦作家の中から編集部が選んだ方に最新の作品5句を発表していただく俳壇です。対象は推薦作家に限られ、往復はがきにより投句を返信していただいています。回収率はほぼ100%ですが、この俳壇は主宰が選をしませんので、結果はご自分の責任となります。

白樺集は、編集部からお願いするのではなく、同人の方が自発的に官製はがきにより毎月5句を投句していただく制度です。同人であればどなたでも自由に投句出来ます。雑詠欄ほど堅苦しさのないのが特徴で、思い切った句や冒険の句を発表するのに適した俳壇です。諸家近詠と違ってタイトルをつける必要がなく、5句ともばらばらでも構いません。主宰が選をしますのでミスがあっても安心です。

これらの俳壇に対して自句自解欄は、雑詠欄に投じられたご自分の句の説明や解釈をお願いするもので、主宰が雑詠欄の選を進める中で注目した句を抜粋し、編集長を通じてご本人に通知をし、往復はがきに書いて返信していただくものです。対象になる句は原則4句入選者の句の中から選んでいます。コロナの影響で本部例会や本部吟行が出来ず、九年母の記事が減少した折に対象者を大幅に増やしました。コロナが収まって以降もそのままの人数でお願いしていますが、ほぼ全員の方が返信して下さり、喜んでいます。

今日から九年母俳句会も新年度を迎えました。今期も九年母誌を賑やかに飾っていただきますようお願いします。


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